令和七年錦絵カレンダー
令和七年のカレンダーは、月岡芳年(別名・玉櫻芳年、1839年~1892年)の錦絵で構成しています。
月岡芳年は武者絵や役者絵のほか、新聞の挿絵を手掛けるとともに、洋風画を研究して新機軸を打ち出し、1885年には浮世絵番付1位を得ています。
消防出初式は新春を告げる風物詩として各地で行われていて、1月の季語ともなっています。1月には、今日の消防団の前身であります消防組の出初式の模様を描いた、永嶌孟斎画「新春消防組出初めの図」を掲げました。消防出初式を詠んだ俳句に、「出初式ありたる夜の星揃ふ(鷹羽狩行)」「出ぞめ式青空に雲遊ぶ見ゆ(楠本憲吉)」などがあります。
「第一大区二番組」「第一大区六番組」「第一大区十番組」の絵柄の中には、それぞれの組の受持区域の町名や組頭・纏持ち・階子持ちの氏名が書かれています。
5月には、八百屋お七を題材とした歌舞伎「松竹梅湯島掛額」を掲げてあります。
12月に掲載しました渓斎英泉(1790~1848年)による「鎮火用心たしなみ種」は、江戸時代後期に防火思想の普及を目的に出版された、現在の防火ポスターに相当するものです。
絵柄の中に書かれた文章の一部を紹介しますと、「火に追われて煙を吸って気絶した者には、大根の搾り汁を飲ませると即座に息を吹き返して蘇る」とか、「火の中を逃れるときは、手拭を水に浸し、これを口に当てて逃げると息切れを防ぐことができる」などと記されています。
以上のように、なかなか目にすることのない貴重な錦絵を集めたカレンダーとなっています。
販売数に限りがあり、他では手に入らない逸品ですので、お早目にお買い求めください。
錦絵カレンダー
価 格 1部 1,300円
(税込み、送料・梱包料は別途かかります。)
サイズ 縦75.0㎝ 横34.0㎝
カラー仕上げ 13枚綴り
申込方法
カレンダー注文フォームでお申し込み後、一週間以内に代金を指定口座へお振込みください。
※お電話でのご注文は承っておりません。