錦絵カレンダー

令和八年の錦絵カレンダーは、町火消の纏と受持区域を題材とした、歌川芳虎画「江戸の花子供遊び」を中心に構成してあります。

纏は町火消のシンボルで、火消したちは纏のもとに総力を結集して、消火活動に当っていました。

今日伝統行事である「消防出初式」は、万治2年(1659)に始まります。
1月の絵柄、安藤広重(三代)画「東京名所八代洲町警視庁火消出初階子乗之図(部分)」は、明治9年(1876)に実施された、町火消の流れを汲んだ消防組の消防出初式の風景を描いたものです。
画題の「八代洲町」とは、今日のJR東京駅周辺の「八重洲」と異なり、和田倉門から日比谷にかけての一帯を指していました。

4月、9月、11月に掲載しました絵師豊原国周とよはらくにちかは、役者大首絵やくしゃおおくびえで名をあげ、江戸末期から明治の中頃にかけて活躍し、役者絵の代表的な絵師として数多くの作品を残しており、明治演劇史料として価値があります。
  • 販売価格(消費税・梱包料・送料込)
    1部 ¥2,180
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  • サイズ
    縦77.0cm  横34.0cm
    カラー仕上げ 12枚綴り

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